福井農林高校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本校は、1893年(明治26年)の農事講習所設立を始まりとし、以後、6回の校名変更を経て、1957年(昭和32年)に現在の「福井県立福井農林高等学校」となりました。
創立130年を超える県内屈指の歴史と伝統を持つ学校であり、県内唯一の農業の専門高校です。多くの卒業生が、本県の農業界はもちろんのこと、様々な分野・地域で活躍しています。
本校では、建学の精神である「大地(たいち)に生きる」を校訓とし、「豊かな心」「創造性」「自主・自律の精神」を備えた誠実な社会人となって地域産業で活躍する人材の育成を目指しています。
この実現に向けて、生物生産科、環境工学科、生活科学科、食品流通科の農業4学科において、様々な特色ある教育活動を実践しています。
農業は、私たちの暮らしや命を支える基盤であり、環境保全や地域振興に大きな役割を果たし、持続可能な社会の構築に欠かすことのできない重要な産業です。
農業を学ぶ学校として、地域とのつながりを大切にしながら、農業が抱える課題の解決や農業振興につながる探究活動に積極的に取り組んでいます。また、グローバルな視点を育てるために「ASIAGAP認証」を取得したり、インドネシアの農業高校との交流に取り組んだりしています。
このような農業教育を通して、生徒の皆さんには、地元に愛着を持ち、広い視野をもって地域に貢献する意識を高め、自ら将来の夢を実現する力を身に付けてほしいと願っています。
現代社会は、AIやデジタル技術の急速な進展、環境問題の深刻化、人口減少および少子高齢化の進行など様々な課題に直面しています。世界情勢を見ても、これまでの常識が通用しない複雑で不確実な状況であり、今後ますます予測不能な時代になると言われています。
このような中で、生徒の皆さんが夢や目標の実現に向けて確実に歩みを進められるように、また卒業後も地域で欠かすことのできない人材となれるように、私たち教職員は一丸となって全力で皆さんを応援していきます。
皆様方のご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
福井県立福井農林高等学校長 島田 克久